《スライス(ストローク)》のバリエーションと効果についての考察

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今回は《スライス》について研究していくよ!
《スライス》だけでもかなりのバリエーションがあるし、有効な使い方を見つけるのが難しいよなぁ
ほろよいの精霊
ほろよいの精霊
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確かに《スライス》は1歩使い方を間違えると大ピンチになりかねない諸刃の剣・・・
今回は《スライス》の有効な使い方について研究していくのがテーマなんだよね?
ほろよいの精霊
ほろよいの精霊
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はい!今回は『《スライス》を最大限活かすためにはどうすればいいのか?』それを研究して考察していきます!

《スライス》の特徴

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スライスは攻守どちらでも使える万能ショット!!

スライスはドライブと違い、高く跳ねるのではなく、引く滑るのが特徴。

主な使い道は『ラリーのペースを落としたい』と感じた時。

スライスはドライブに比べてスピードが遅い球種である。

加えて、相手の打点を低くする事が出来るので攻めるペースを振り出しに戻すことが出来る。

これは攻撃にも使える。

打点が低いということは、必然的に球を持ち上げなくてはならない。

アプローチで使うことで、相手の打てるコースを限定する事が出来る。

《スライス》の強み

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《スライス》の強みは同じフォームから繰り出される《バリエーション》の多さだよ!

スライス》のバリエーション

  • 伸びる
  • 止まる
  • 曲がる
  • 深い
  • 浅い

代表的なのは、この5つである。

同じフォームから、この5つを使い分ける事が出来たら相手もコースや球種を読みにくくなる。

先に仕掛ける事が出来れば試合を優位に運べるだろう。

守りに使えば自分の体勢を立て直すことが出来る。

そうすれば、相手にとって優位な状況をリセット出来る。

《スライス》の弱み

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《スライス》は遅いのでボレーに捕まりやすい・・・。使う場面を間違えると一気に大ピンチに!

スライスのフォームは《強み》であり《弱点》。

同じフォームとはいえ、使う場面によっては

チャンス!ネットを取ろう!

そう思われて《1発KO》される可能性が高い。

特に、やっとこさ返球したボールはスピードが遅くキレもない。

返球率が高いが、チャンスになる可能性もかなり高い。

ダブルスだとポーチに出られる可能性が大きい。

出来れば、《スライス》の強みのみを引き出して使いたいものだ。

攻めと守りの《スライス》について

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《スライス》は戦術の基盤と言っても過言ではない球種です☝️

今の時代、ラケットの進化に伴って《高弾道スピン》が主体のプレースタイルが急増している。

ただ打ち合っているだけでは、力量さで押し切られてしまうのは必然。

そのため《スライス》を基盤とした戦術が必要となってくる。

ラケットが進化したとはいえ、低い打点から《高弾道スピン》を打つことは難しい。

相手のパワーショットを封じるという点でも《スライス》を交えた戦術が必要となってくる。

攻めのスライス

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スライスは先手必勝!!後出しは負けフラグ!?

スライスは《守り》というイメージが強いが、実は《先手必勝》という言葉が似合う球種である。

先手:展開の主導権を握れる

後手:相手に主導権を握られる

先にスライスを使うことで、相手にスライスを強要できる。

もし、打ってきたとしても大した威力の球にはならない。

もしも、後に打っていたら逆の立場になる。

攻めるために使うのであれば、先に使うのが理想といえる。

守りのスライス

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守りのスライスは時間稼ぎ!!スピードよりも滞空時間を稼ぐように意識しよう!

《スライス》の滞空時間は全球種の中で1番と言える。

自分が左右に振られたり、バランスを崩した場合は一旦リセットするのが理想的。

その手段として《スライスロブ》を使う。

自分の体勢・立ち位置を万全な状態に出来れば、ピンチを回避出来る。

逆に、体力・メンタル的に限界になって《スーパーショット》を狙いに行くと決められる確率が高くなる。

気持ちの面で焦らないためにも《スライスロブ》は最大の守備球と言える。

《スライス》を使った戦術について

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《スライス》は組み合わせ次第で強力な戦術になります!

先に書いた《スライスのバリエーション》にはそれぞれ違った強みがある。

スライス》のバリエーション強み

滑る 相手の打点を低くする
止まる 相手の力のみで打たせる
曲がる 相手の打点を狂わせる
深い 体重移動を難儀にする
浅い 2バウンド目が早くなる

この特徴を活かして様々な戦術を考察していきます。

※この記事での組み合わせは《決める》ではなく、《チャンスを作る》を目的とした戦術の考察です。

《スライス》でコースを限定する

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スライスの球種で打ってくるコースを絞る事ができる!

滑る:振り遅れる可能性があるため《クロス》の可能性が低い。

止まる:使う場面によっては《オーバーパワー(OUT)》を誘発できる。

曲がる:相手の打点が遠くor近くになる。相手を1歩でも多く動かすことができる。あわよくば、コートの外に追い出すことも可能。

深い:差し込まれた状態で打つため、軌道の高い球になる可能性が高い。

浅い:返球までに余裕が無いため、当てるだけの返球かドロップの可能性が高い。

それぞれ有効な使い方を理解すれば戦術の幅もぐ〜んと上がる。

《スライス》の有効な使い方

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《スライス》は使い所をまちがえると一気にピンチになる!

滑ると深い《スライス》はアプローチに向いている。

それ以外はラリーのペースを握る効果がある。

ラリーのペースを握る《スライス》をアプローチで使った場合は、《カウンター》をされて逆に攻撃される可能性が高い。

曲がるや止まるなどの《スライス》は《カウンター》されても《カウンター返し》が可能なベースラインで使うのが最も効果的である。

曲げる事で、オープンコートを作ったり・詰まらせてバランスを崩す事が出来れば、自分のペースでプレーすることができる。

止まるスライスは100%相手の力のみになるので、こちらの球の球威を活かす事ができない。

そのため打たれても決定打にはなりにくい。

これはスライスのシコラーが使う戦術の1つでもある。

滑る深いスライスはアプローチとしてだけではなく、ベースラインからでも力を発揮する。

相手の球威を利用する事も出来るため、楽に質のいいスライスを打てる。

あわよくば、アプローチのチャンスも作ることが出来る。

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