《オムニコート》の特徴
日本の大半を占めている《オムニコート》。
ありとあらゆる気候で使用できるメリットがあります。
大多数の人は主に晴れた日にしかやらないと思いますが…(たぶん)
《オムニコート》の特徴は
■球足が遅くなる
■足腰への負担が少ない
■水はけが良い
世界で言う《クレー(赤土)》と同じくらい《スピン》が活きて《長いラリー戦》になりやすいコートサーフェスです。
ただ《クレー(赤土)》と違って、踏ん張っても足腰への負担が少なく快適にプレーすることが出来ます。
島国ならではの、雨量にも対応出来る作りになっています。
そのため、雨・風で大会が中止になる事はほとんどない。
雷や豪雨・警報レベルの天候でない限りやってしまう大会も多いです。
濡れた《オムニコート》の特徴
ボールが弾まない具体的な原因は
■コートが水を含んでいるから
■ボールが重くなるから
水捌けが良いとはいえ、コート自体は湿ったまま。
1度水を吸ったオムニは太陽カンカン照りでもなかなか乾かない。
暫くは、ボールがバウンドする度に水を含んで重くなる。
バウンドだけでなく、打感も変わって《ずっしり》と来るようになります。
ナチュラルやナイロンガットの人が、濡れたボールを打つと切れると言うのは、そういうことです。
湿った《オムニ》での戦い方
■あまりボールがバウンドしない
■大した事ないボールでもずっしりくる ■あまり球速が出ない ■力加減が難しい。 |
雨を活かしたストロークを選択
《あまりバウンドしない》という特徴を活かすためには《フラットorスライス》が無難です。
でも《フラット》は重くなったボールを打つのには適していません。
重くなったボールは、普段よりも軌道の調整が難しくなります。
なんてこともしばしば。
なので、軌道調整が比較的楽な《スライス》をおすすめします。
《スライス》は《■弾まない球の対処》《■低い打点で取らせられる》のが特徴です。
雨天やボールが湿った時はより力を発揮します。
※パワーのある人は重加速スピンで押し切れますが、そこまでのショットは大体の人は打てません。
時間を奪うショットを選択
雨天の時は《ネットプレー》もしくは《ドライブボレー》が強い‼️
《ドライブボレー》は女性が得意な印象があります。
雨天でボールを落とすと打点が低くなり、かなりのパワーロスになってしまいます。
ストロークと違って打点の感覚が狂いにくいので、晴天の時と同じ感覚で打ち抜けます。
《ボレー》でバックスピンをかけたり、手前に落としたり(ドロップショット)すると相手の時間をかなり奪えるのでオススメです。
《ドライブ》は攻撃手段として・《ボレー》は相手の体力を《削る&戦意を削ぐ》という意図で使うと慣れないサーフェスだとしても落ち着いてプレー出来るとおもいます。
急な天候の変化に対応する方法
晴れている時はイケイケだったのですが、雨天になった途端、ショット精度が落ちて逆転を許してしまいました。
その時、天候の変化によってプレースタイルを変えないとイケナイと悟りました。
先に書いた《スライス》や《ネットプレー》を使う!
そう言われても、イケイケから急に切り替えるのは難しい。
濡れたボールでのフラットはシビアな感覚を必要とします。
なので、そこまで考えなくてもいい《スピン》を主体で攻めるのが一つの手。
1発で決まるってことはないですが、濡れたボールはただただ重い!
精度よく返球するだけで、いい攻めになります。
もうひとつの《打たない》に徹底する作戦は《ベースライン》から打ち込んでくる人には効果絶大です。
ここでは《打たない=ロブ》と理解してください。
テニスは、対戦相手や自分のプレースタイル・力量を考慮した戦い方が出来るスポーツ。
天候に左右される事もあるが、慣れてしまえば対処の仕方も自然にわかる。
雨天だったとしても、それは変わらず、自分に合った戦い方を選んだり、考えたりしながら、楽しくプレーしましょう!
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