家庭で美味しい《島らっきょう》を育てよう!!〜育て方とコツ〜

《島らっきょう》は沖縄というイメージが強い食材ですが、沖縄以外でも栽培は可能です。

ずっと暖かいわけではないので、収穫の速度は落ちますが・・・

寒い季節を挟む事で、実が引き締まり沖縄産とは別の美味しさがあります。

採れたての瑞々しい《島らっきょう》を食べられるのもメリットですね。

それに市販では、ほぼ食べられない葉の部分も食べられるのも家庭菜園ならでは!

是非皆さんの家庭でも育ててみてください!

島らっきょうの育てかた

《種らっきょ》さえあれば、だれでも簡単に低コストで育てることが出来ます。

《島らっきょう》は土壌を選ばない生命力の強い植物なので、基本的には何処に植えても芽が出ます。

しかし、土作りをしっかりしないと溶けて無くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

(知人は何度あげても溶けて無くなってしまいました。)

どの作物も同じですが、

土作り畝立て植え付け収穫種作り

その順番でしっかり行わないと美味しい島らっきょうは収穫出来ないのです。

土作りについて

《島らっきょう》は通気性・保水性が良く、栄養分が豊富な土を好みます。

水はけが悪かったりすると根が腐って土に返ってしまいます。

土が固い場合は、根付き自体が難しい。

かと言って保水性がないと、枯れてしまう可能性もあります。

そして、栄養がないとヒョロヒョロで爪楊枝みたいな食べ応えの無いものになってしまいます。

謙虚そうにみえてわがままですね(笑)

そんな土を作るために必要なのが

  • 籾殻(もみがら)
  • 米糠(こめぬか)入り堆肥

※《籾殻・米ぬか》は、町の方はわかりませんが、田舎では精米を行う農協施設の外に捨てられているので、多くの人が貰いに行っています。

本当は《籾殻燻炭》もあると良いのですが、買うと結構いい値段しますし、作るのにも手間がかかるので、無くてもOKです。

これらを土に混ぜる事で、島らっきょうが好む土になっていきます。

【⚠️ここでワンポイント⚠️】

より丈夫で逞しい《島らっきょう》を育てたい場合は、《タンニン鉄液(キレート鉄液)》という液肥を薄めて週一ペースで水やりを行うと立派な《島らっきょう》が収穫出来ます。

畝立て作業について

《島らっきょう》の畝立てに決まりは無く、大半の人はオリジナルの植え方をしています。

1列に作る人もいれば、3列で作る人も。

そもそも畝を作らないって人もいますね(笑)

因みに、うちでは1列でズラ〜と植え付けるので細畝でやっています。

細畝の方が除草や収穫などの作業がやりやすいですからね。(個人的に)

【⚠️ここでワンポイント⚠️】

雨が降ると背が低くなるので鯖を読んで畝は高めにすると良いです。

てっぺんを支柱か何かの棒で平らにすると均等な植え付けがやりやすくなります。

畝の幅はMYスコップが入る程空けておくといろいろ便利です?

植付け作業について

植え付け時期は『7月〜』とされていますが、どの時期に植えても芽は出てきます。

ただし、寒季と梅雨は避けたほうが良いです。

寒季に植えると、種が浮いてしまい思い通りの長さで根付きません。

梅雨は湿気が多いので、せっかく植えても腐ってしまう可能性があります。

そのため、必然的に梅雨終わりの7月〜が植え付け推奨時期となりました。

当然ですが、日当たりと風通しの良い場所に植えましょう。

植え付け方法ですが、うちの農園では《プラパイプ》を使って、一定の深さの穴をあけています。

(このように印をつけておくと作業がスムーズになります!)

太い木の棒で穴をあけると、底の土を転圧して固くしてしまうので根付きが心配。。。

植え付け区間は15cm〜30cmくらいで良いかと思います。

【⚠️ここでワンポイント⚠️】

1つの穴に植える島らっきょうは3・4個まで。

あまり入れすぎると、栄養が足りなくなって、満遍なくヒョロヒョロになってしまいます。

あと、花が咲きますが、そのままにしておいても良いです。

ただ、養分を取られて細い島らっきょうになってしまうらしいです。(師匠いわく)

収穫と種作りについて

収穫時期は4月〜6月とされています。

『梅雨に入る前に』という計算ですね。

収穫方法は、基本的に引っこ抜けば良いだけなのですが・・・

土が固くなって抜けにくくなっている場合は、スコップで根元から掘りだしてください。

収穫後は根と葉を切って鮮度を保ちましょう。

根は肥料に、葉を食べる場合は持ち帰りましょう。

ヒョロヒョロで食べ応えがなさそうな《島らっきょう》は次回の種に取っておくことをおすすめします。

風通しの良いところで保管しておけば、カサカサに乾燥して良い種になります。

種はどれだけカサカサになっても芽が出てきます。

(生命力すごいですねぇ👏)

島らっきょうは地植え推奨

プランターでも栽培は可能ですが、ガシガシの食感の、あまり美味しくないものが出来ます。。。

見た目は立派なんですけどねぇ・・・

母もプランター栽培やってみたんですが、葉だけ茂って実がない可愛らしいものになりました。

結果、地植えしかダメだって事になりました(笑)

なんであれ、失敗から学ぶというのはこのことですね!

それでは、良き農業ライフを!

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