温室と言えど、冬場の夜は意外と冷える。
バナナやパパイヤなどの南国の植物や耐寒温度のある植物は、枯れてしまう可能性があります。
だからといって、暖房設備を入れるとコストが高くついてしまう。
そんな時に活躍するのが発酵熱ストーブ。
発酵中は温度は、およそ60℃まで上昇する。(らしい)
この熱を活かさない手は無い。
ということで、今回は自然の力を借りてコスパの良い暖房を作ってみたいと思います。
発酵熱ストーブの原理
発酵熱ストーブの基本的な原理は、内側で発生した熱を面に出して行くというもの。
ただそれが非常に難しい。
発酵している間は熱を発しているが、空気に触れると発酵が止まって直ぐに冷めてしまう。
ただ、熱くなっている所を表面に出せばいいというものではない。
ならどうするか。
中の熱を保ったまま、温かい空気を外に出すためには、熱を直接利用するのではなく、間接的に利用すれば良い。
簡単に言えば、熱で空気を温めて外に放出するということです。
この考えを組み込んで設計したのがこれです⬇️
発酵熱ストーブの作り方
籾殻と米ぬかと腐葉土もしくは枯れ草を混ぜて厚みのある袋に入れていきます。
1/3くらい入れたら中央にパイプをセットする。
同じ要領で、口をギリギリ縛れるくらいまで積めていく。
(押し込めば結構沢山入るので限界までいれちゃいましょう。)
詰め込んだら発酵促進のために、パイプ周りに納豆菌(納豆を食べた後の入れ物を洗った水)を撒きます。
納豆菌はEM菌の何倍も強力。
2、3日もすれば発酵が始まります。
納豆菌を入れたら口を紐か何かで縛って密封します。
これで完成。
シンプルな見た目で特別な事は何もしていない簡易ストーブ。
煙突(パイプ)からぼんやり温かい空気が出ています。
これで、冬場の厳しい寒さも乗り越えられるといいなぁ。
効果の持続時間は不明なので、定期的に新しいのを作った方がいいかもしれません。
役目を終えた発酵熱ストーブは肥料にして活用してあげましょう。
以上が、mode流発酵熱ストーブの作り方でした。
ホームセンターで入手可能な安価な材料ばかりなので、是非作ってみてください。
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