皆さん、こんにちは!
今回は、理想的な畑土の作り方について書いていきます。
《長年放置していた土地》や《元々田んぼだった土地》は、はっきり言って作物を作るには適していません。
そんな土地を畑として使えるようにするには、根付きやすく微生物が住みやすい土に育てる必要があります。
とはいえ《カチコチの土》や《ネトネトの土》は頑固で簡単には改良させてくれません。
晴れ間が続いていい感じになってきたと思っても、雨が降れば元通り。
これに嫌気がさして、畑を始めようと思った矢先に挫ける人も多かったりします。
そういう人が少しでも減ってくれればいいなぁと思い、今回は最短で土壌改良出来る方法について書いていこうと思います。
土壌改良失敗の原因(1)
『風通し良くするために、石灰・砂・籾殻とかを沢山混ぜなさい』
他の畑やってる人から結構言われるワードかと思います。
あながち間違ってはいないのです・・・
ただ、言われる通りにやると費用がバカにならない。
それに、これらは沈下して結局固くなっちゃうんですよね・・・。
毎年、これをやってたら経済的に厳しすぎます。
しかも、土壌が改良されるまでに何年かかるか分かったものじゃない。
土壌改良失敗の原因(2)
『土は、何かを作っていれば勝手に良くなる!』
肥料を撒いて何かを作っていればそのうち良くなるという考え方の人がたま〜にいます。
これは既に土が出来上がっている人の考え方で全く参考にはなりません。
なぜなら、長年放置していた土地は固くなりすぎて根付きが悪く、肥料を分解する微生物も少ないからです。
分解されない肥料を撒いたところで無駄な出費と言えるでしょう。
堆肥化した草ならまたしも、刈った草をそのまま混ぜ込むのも悪手で効果はありません。
どうせやるなら、バーク堆肥のような微生物を増やす目的で作られた土壌改良材を土に混ぜることを推奨します。
最短土壌改良の方法
ここまで散々書いてきたので、察しがついている人もいると思いますが・・・
『土壌改良は、有力な微生物を増やす事からはじめる』
そのためには、微生物が好んでくれる土壌にする必要があります。
【微生物を増やす考え方】
微生物が住みやすい環境を作る。 |
微生物が増えやすい状態を作る。 |
《微生物が住みやすい環境》それ即ち、微生物の住まいであり、食料となるものを土に混ぜ込む事。
また、その位置に沢山の根を張わせる事。
微生物は根の近くで増えて行きます。
根を張わせれば、沈下も防げて一石二鳥ですね。
ふかふかサラサラ畑土の作り方
僕が畑を始めた頃、沼地だった土地をいくつかに区分けして土壌改良実験をしました。
いずれも土水路を掘り、水はけの良い状態に状態にしました。
そのほとんどは、先程書いたように失敗。。。
《粘土質》もしくは《石のように硬い土》に戻ってしまいました。
その中で、唯一成功した組み合わせがこちら⬇️
籾殻燻炭 | 玉ねぎ・島らっきょう |
たった1年でふかふかサラサラの土になりました。
籾殻燻炭とネギ類は土壌改良的に相性抜群なのかもしれませんね。
ネギ類収穫後も栄養が残っていると思いますが、雑草堆肥などを混ぜるとより良いふかふかの土になることでしょう。
混植でも良い土は作れる
ネギ類はコンパニオンプランツとしても優秀で、多くの作物と混植すると良いと言われています。
(もちろん、相性があるので、その点は調べてからやってみてください。)
成長促進効果や有害な菌や虫を寄せ付けないという効果もあるため、夏野菜や果樹には必須と言っていい活躍をしてくれます。
これだけの活躍をしながら土壌も改良してくれるなんて畑のヒーローみたいですね。
もし、土質がイマイチでも『何か作ってみたい』と思ったらこの方法を試してみてください!
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