【YONEX】VCORE PRO 2019 レビューと考察

 

商品情報

スタン・ワウリンカ選手やフランシス・ティアフォ選手をはじめYONEX契約のトッププロが使用を開始しているV-CORE PROの最新モデルです。

デザインはマットグリーンカラーの薄ラケとなっています。

前作では打感の硬さが目立ってしまい、あまりユーザーを引き付けられていなかった印象がありましたが、今回はマイルドな打感にこだわったようです。

YONEXの公式ではこのように発表されました。

高いスピン性能のVCOREシリーズから新衝撃吸収素材を搭載しクリアな打感で正確なコントロールを実現するハードヒッター向けの最上位モデル

衝撃を吸収してくれるのはテニスプレーヤーとしてはありがたいことですね。

詳しい商品情報はこちらのサイトが紹介してます。

では搭載されたテクノロジーを見ていきましょう。

搭載されたテクノロジー

  1. アイゾメトリックというスイートエリアを拡大させるYONEX独自の形状を取り入れている
  2. ストリングの長さを均等に近づけることで、一般の形状に比べスイートエリアを拡大
  3. VDMという特殊なメッシュ状の振動吸収素材をグリップの広範囲に内蔵することで、振動吸収性を上げ快適な打感を実現。
  4. エヌアムドという技術を使用
  5. カーボン繊維の結合力の高いカーボンナノチューブを均一に付着させ樹脂との界面密着が飛躍的に向上
  6. スウィングスピードが速くなっても硬くなりにくい新カーボン搭載
  7. しなりと復元力をうみ、ボールに強靭なパワーとスピンを与える構造
  8. ロックブースターというエネルギーロスをなくしパワーを生み出す技術を搭載
  9. バウンド後に加速する重いボールを打つことが可能に
  10. 高い面安定性と威力のあるスピン性能を可能とする3Dベクターシャフトという独自形状搭載
  11. 面安定性とパワーを両立する新素材「ブラックマイクロコア」とを使用

レビュー

前作では硬すぎるとおもった打感がかなりマイルドになっていました。

スイングスピードをあげても打感は変わらずマイルドでした。

振動止めなしでも嫌な硬さがなくて打ちやすかったです。

ボールを打つときはしなってからの戻りがはやいので、ボールが乗りすぎるという感覚がなくいい感じに絶妙なホールド感がありました。

面がぶれることもないので打ち負けないどころかコントロールもしやすかったです。

スピードとスピンが絶妙なバランスでコートへの収まりがよく、伸びのあるボールを打つことができました。

スライスも守備的というよりは攻撃的なボールになるので攻守の切り替えがのしやすく感じました。

ラケットがしなるといってもメインは硬いラケットなので、ライジングなどの合わせるだけで返すボールも打ちやすかったです。

サーブやボレーも打ちやすかったのでハードヒッターだけでなくオールラウンダーにも扱いやすいラケットだと思います。

スイートエリアの広さも感じられたので幅広いレベルの方が扱えるのではないでしょうか。

ラインナップ

VCORE PRO97

フェイス 全長 平均重量 Gサイズ 平均Ba フレーム厚 Sパターン
97inch² 27inch 310g 1・2・3 310mm 20mm 16×19

VCORE PRO100

フェイス 全長 平均重量 Gサイズ 平均Ba フレーム厚 Sパターン
100inch² 27inch 300g 1・2・3 320mm 21mm 16×19

VCORE PRO97HD

フェイス 全長 平均重量 平均Ba Gサイズ フレーム厚 Sパターン
97inch² 27inch 320g 310mm 1・2・3 20mm 18×20
  • Ba:バランス
  • G:グリップ
  • S:ストリング

LGの方は情報が少なく記載できませんでした(o_ _)o))

※YONEXは軽量モデルの表記をLGとしています。

どれもバランスが良く扱いやすかったです。

購入される場合はフェイスの大きさと重量の好みを基準に選ぶだけで大丈夫だとおもいます。

適正コーディネートを考察

適正ストリング

このラケットを使っている人は「ハイパーG」や「RPMブラスト」を張っている人が多いです。

せっかくのマイルドな打感を損なわないためにはこの2つのストリングが適正ですね。

なかにはナイロン単張りの人や「ハイパーG」と「エボリューション」のハイブリットで張っているよって人もたまにいます。

僕的には「ソルティス」や「エッグパワー」も似たようなかんじなので合うんじゃないかなとおもっています。

適正テンション

メーカー推奨は45~60とされています。

これも人によって好みが分かれると思います。

僕的はポリガットなら45ポンド、ナイロン単なら55ポンド、ハイブリットなら48ポンドくらいかなと思っています。

実際に使ってみたラケットにはナイロン単52ポンド・ポリガット48ポンドで張ってありました。

ナイロンはもう少し攻めれるかなという印象があったので55ポンド、ポリガットはも少し楽に飛ばせたらいいかなという印象だったので45ポンドにしました。

ハイブリットの場合ボールの飛び・スピンがバランスよくなると考え48ポンドがいいんじゃないかなと考えました。

実際に使ってみないことにはわかりませんが参考になれば幸いです。

まとめ

スイートエリアが広く、打感がマイルド、パワーもスピンもあるいい意味で詰め込みまくりのラケットです。

すべてのショットでレベルの高いものを打つことができます。

守備はいまいちですが、自分から攻めたい人には真価を発揮できると思います。

総合評価:幅広いプレースタイルに対応したパワフルなラケット

最後まで見てくれてありがとうございました!

参考にしてもらえたら幸いです!

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