超簡単なフライパンを使った籾殻燻炭の作り方

土に混ぜる事で、連作障害を緩和するほか数多くのメリットがある籾殻燻炭。

土を作るために必要不可欠と言っても過言ではありません。

そんな籾殻燻炭、、、買うと結構いい値段するんですよね。

もみ殻 【 くん炭 75リットル 】 籾殻 手づくり 燻炭 土壌改良 消臭 畑 家庭菜園 信州 長野県産

価格:4300円
(2023/10/12 21:25時点)

作る手間を考えれば、これくらいの値段しても不思議ではないのですが、、、

作る手間と時間を惜しまないのであれば、自宅でも作ることが出来ます。

そこで、今回は籾殻燻炭を家庭でも簡単に出来るだけ安く簡単に作る方法を紹介します。

必要な道具

  • 大きめのフライパン(蓋付き)
  • 長めのヘラ
  • ガスコンロ(ガス缶)
  • 蓋付きの鍋
  • うちわ(あると便利)

蓋は効率良く熱を通すために必要です。

料理用ヘラは混ぜる時に使います。

必ずヘラである必要はありませんが、個人的にヘラが1番使い易かったです。

持ち手が、かなり熱くなるのでグリップテープを巻いておくのがオススメです。

ガスコンロはホームセンター等で売っている安い物で大丈夫です。

蓋付きの鍋は出来上がった籾殻燻炭を自然の温度で冷ますために使います。

出来上がった直後の燻炭は熱を持っているのでいきなりビニール袋やダンボール、プラスチックの容器などに入れると器が溶けてしまうので注意が必要です。

煙が沢山出るので、団扇を持っておくと便利です。

籾殻燻炭の作り方

農家の場合は、畑や田んぼの中央で燻炭器を使って一気に大量の籾殻燻炭を作っています。

HONMA ホンマ製作所 燻炭器 くん炭器 E-460T[畑 土壌改良 もみがら 籾殻] 12336

価格:2720円
(2023/10/12 21:18時点)

このようなものを使って、お近くの田んぼ等で作っている所を見たことがあると思います。

ですが、家庭菜園程度の小さな畑で同じような作り方は難しい。

煙が多く出るので、家が近くにある場合は、苦情が出る可能性があります。

最悪、警察や消防が来て大事になってしまう可能性も・・・。

そのため、一般家庭では少量ずつしか作ることができません。

ですが、少量ずつというのは作業の時間が短くて済むというメリットもあります。

万が一、大量の煙が出てしまってもすぐに隠すことが出来るのです。(悪知恵)

と、雑談はこのくらいにして、籾殻燻炭の作り方について解説していきます。

まずは、農協・ライスセンター等からいただいてきた籾殻をフライパンに入れて蓋をします。

時間が経つと煙が出てきます。

煙が出てきたら、ヘラを使ってかき混ぜます。

※注意:作業は必ず屋外で行いましょう。

煙が出てきたということは、焦げてきたよ〜って合図です。

この状態では、まだ焦げ方が足りていないので、再び蓋を閉めて少し待ちます。

後に大量の煙が出てきます。

呼吸はもちろん、目に入ってもかなり痛いので、煙は出来るだけ避けて下さい。

団扇で仰いで煙が自分の方に来ないようにするのがオススメです。

何回かかき混ぜているとこのように綺麗に焦げた籾殻が出来てきます。

これが籾殻燻炭です。

この黒い所と黒くない所が半々くらいになったらコンロを止めてください。

※このまま、ガスコンロをつけていてもガスの無駄使いになりますからね。

そしたら、仕上げとして表面に火を入れます。

コンロの火を枯れ木に移してやるもよし、チャッカマンで瞬間的にやるもよしです。

僕は枯れ木に火を移してやりました。

火力は見ての通りです。

燃えている間も適当なタイミングで軽く混ぜてください。

下の方に隠れている焦げていない籾殻を焦がすためです。

火が出ている間は、あまり煙が出ないので周りを気にする必要はありません。

※注意:(燃えやすいものは近くに置かないようにしましょう)

ある程度時間が経つと火は自然に消えます。

一見、火力が強すぎて灰になってしまうような気がしますが、綺麗に真っ黒な炭になって終わります。

その後は蓋付き鍋の中でじっくり冷まします。

冷めるまでの時間は、気温が25度前後の場合、約3時間といったところですかね。

我が家では、1日鍋いっぱいにすることがノルマとなっています。

フライパンで約4回程度で満タンになります。

冷めたら袋でも箱でもいいので、入れ物に入れて保存してください。

作りすぎて後悔するようなものではないので、じゃんじゃんつくりましょう。

作業後は火事にならないように注意が必要です。

  • 近くに燃えやすいものが無いか確認する。
  • 使用後のフライパンはかなり熱いので手で触れないように。
    水をかけるか、火の種にならないよう置いておく。
  • ガスコンロも同様に自然の気温で冷ましてから片付ける。
  • 蓋はネバネバになるので、使用後すぐに洗わないとなかなか取れなくなる。

簡単に作れるとはいえ、事故に繋がったら大惨事‼️

作業前も作業後も気を抜かないようにしましょう。

それでは、よき農業ライフを(* ˊᵕˋ )ノ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です