【グランドスラム】全豪オープンテニスが1/17より開幕。
1日目に登場する日本人選手は
《男子:西岡 良仁》
《女子:大阪 なおみ・日比野 菜緒》
《西岡》の初戦は《R・アルボット》。
予選上がりだが、バランスのとれたプレースタイルの選手だ。
パワフルなストロークに加えてドロップなどの繊細なショットが上手い。
戦術はシンプルだが、クオリティが高く成功率が高い印象だ。
コートカバー力も素晴らしく、なかなか決定打にならないのが持ち味だ。
《西岡》は第2セット中盤〜終盤にかけて自分のミスに苛立ちをみせていた。
その後も時折苛立ちをみせていた。
ストロークでは主導権を握っていたがなかなかポイントに結びつかない。
組み立ても良かったが、もう一歩のところで決めきれない場面が多かった。
第3セットは持ち直したかのように落ち着いてプレーができていた。
しかし、第4セットは相手の勢いに呑まれるがまま試合を支配されてしまったように見える。
下のリンクからハイライトを見られます。
惜しくも《敗退》という結果で終わってしまったが、新たな課題を得て次に繋がるいい試合だったと私は感じている。
個人的な意見だが、西岡は試合中に感情をあらわにする事が他の選手に比べて多い。
それで気持ちの切り替えをする選手も多いが・・・
西岡の場合、ミスを引きずっている時間が長すぎる。
西岡の性格上《相手を褒めて落ち着く》といった方法を取ったほうが、気持ちの切り替えをしやすいような気がする。
※個人的な考えです。
一方《大阪なおみ》は見事初戦突破。
ディフェンディングチャンピオンとしてのプレッシャーもあったと思うが、素晴らしい勝利だ。
対戦相手の《カミラ・オソリオ》はJr時代に世界ランキング1位を経験した実力者。
プレースタイルは《テクニシャン》
パワーは無いが個々の技術レベルがかなり高い。
ペースのup・downの使い方も上手い。
バリエーションも豊富で相手のミスを誘発するかのようなプレーを得意としている。
コートカバー力と読みがいいのも強みだ。
そんな《オソリオ》相手に《大阪なおみ》は持ち味のパワーを活かした勢いのあるプレーで試合を支配した。
メンタル面での心配もされていたが、全く問題なさそうだ。
試合中は淡々とした表情・態度で王者の貫禄を見せつけてくれた。
時々、笑顔を見せていたので『試合を楽しんでいるだな』と思わされた。
個人的にはとても微笑ましい。
第1セットは終盤に追い上げられたが《6-3》で抑えた。
第2セットは大阪にミスが増え、危ない場面が何度もあった。
しかし、上手く修正して見事に勝利。
危なげのないプレーで安心して見ることができた。
下のリンクからハイライトをご覧になれます。
メンタルコントロールが上手くできていることから2連覇も期待できる。
2回戦からも頑張ってほしい。
そして、LL(ラッキールーザー)で本戦出場の《日比野 菜緒》。
対戦相手は《トレビザン》
サウスポー(左利き)で非常に攻撃的なプレーをしてくる選手だ。
特にフォアが強烈で、ノータッチ級のパワーがある。
とはいえ、決してバックハンドが弱いわけではない。
コースを上手く散らして、オープンコートをつくっていた。
事実ノータッチで決まるポイントも少なくない。
《日比野》は試合序盤からストロークで差し込まれる場面が多かった。
《日比野》らしいプレーをさせて貰えずなかなかポイントに結びつかなかった。
結果はストレートで敗北という形になってしまったが、また次回頑張って欲しい。
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