カルロス・アルカラスは史上最年少で世界1位に上り詰めたプロテニスプレーヤー。
フルネーム | Carlos Alcaraz Garfia |
国籍 | スペイン |
出身地 | 同・ムルシア州ムルシア |
生年月日 | 2003年5月5日 |
性別 | 男 |
利き腕 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
身長 | 183cm |
体重 | 74kg |
ウェア・シューズ | NIKE |
ラケット | Babolat |
アルカラスはビック4(ジョコビッチ・フェデラー・ナダル・マレー)の武器を併せ持った選手と言われ、一躍話題の選手となった。
国籍がスペインという事もあって、次世代のラファエル・ナダルとも言われていた。
しかし
と、きっぱり言い放った。
『唯一無二の存在になりたい』と願う彼の意志が伝ってくる言葉だ。
そんなカルロス・アルカラスの強さの秘密とは何なのか。
アルカラスの武器・強み
アルカラスは、これといった弱点が無く、ショット全般のクオリティが高い極めて完成度の高い選手だ。
ただ観ているだけだと
その一言で終わってしまうだろう。
しかし、プレー全体を細かく観察し分析する事で、彼の本来の強みや戦術が見えてくる。
『アルカラスのようなプレーをしたい』
そう思うのであれば、知っておきたい情報の一つだ。
並外れたコートカバー力
並の選手なら残りの体力を考えたり、諦めたりして追わない球でも諦めずに追いかけて返球しようとしている!!
アルカラスは、1ポイントの重さを感じながらプレーしているようにみえる。
まるで、1ポイント全てがマッチポイントであるかのようだ。
どんな厳しい球を打たれても食らいついて一球でも多く返球している。
そのため、相手も気持ちよくポイントを取れずフラストレーションを抱えている。
それが大事な局面でのミスショットに繋がっている。
相手の気持ちとしては
『もっと強く・もっと早く・もっと厳しいコースに・・・リスクを取らなければポイントが取れない。』
並外れたコートカバー力は、相手のメンタルにも大ダメージを与えているに違いない。
的を絞らせないゲームメイク
全く正反対の球種を上手く使い分けている!
アルカラスと言えばドロップショットが有名だが、フォアハンドも非常に強力だ。
ノータッチエースを決められる程の威力がある。
ドロップショットを警戒してポジションを前に取ると強打。
強打を警戒してポジションを後ろに取るとドロップショット。
全く正反対の決定力のある球を使い分けて、更に決定力を底上げしている。
使用頻度のバランスが良いため、データで予測する事も難しい。
相手としては、どちらで仕掛けてくるか分からない為、的を絞ることが難しくなる。
メンタルLvも世界No.1
ピンチをチャンスに変える力がある!
アルカラスは、弱気になる事がない。
例え、相手のゲームポイントもしくはマッチポイントだったとしても自分のテニスを貫き通している。
これは、自分のプレーに対して絶対の自信があるからこそできる芸当だ。
ゲームポイントだから何だ?
セットポイントだから何だ?
マッチポイントだから何だ?
どんな状況からでも勝利してやる。
そんな強い気持ちがプレー中の表情から伝わってくる。
プレー中の修正力もメンタルの強さが影響しているに違いない。
アルカラスの戦術を解説
相手の得点率を下げて、自分の得点率を上げる隙の少ない戦術‼️
アルカラスの強みである《並外れたコートカバー力》と《的を絞らせないゲーム》からおおよその戦術は想像出来る。
『粘って粘って隙あらば攻める』
アルカラスは高弾道スピンを軸にゲームを組み立てている。
安定感のある高弾道スピンは、ナダルのプレーに近いものを感じる。
土壇場でもアグレッシブにプレー出来るのはこれがあるおかげと言っても過言ではない。
高弾道スピンは安定感だけでなく、相手が攻めにくいという効果もある。
無理に攻めればミスのリスクが高まるからだ。
加えて、隙あらば『フェデラーのような一撃必殺とも言えるショットを打てる』という事を印象付けて、長いラリー戦でも相手にプレッシャーを与え続けている。
そして、この一撃がある事で、アルカラスの最大の武器とも言えるドロップショットが最大限の効果を発揮している。
逆にドロップショットがある事で、相手のポジションを前に意識させる事が出来、一撃の破壊力を更に上げている。
こうしてみると、アルカラスのプレーは全て自分に有利な形を作り出していると言える。
更に彼は、ポイントが決まるまで次の手次の手を準備している。
万が一、形勢逆転される状況になっても落ち着いて対応出来るように心がけているのだと思う。
個人的には、まだ彼のテニスの完成系ではないと思うと思うので、これからの進化・活躍に期待したい。
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